アール(あーる)

曲線・曲面の総称。建物の外観、天井やバルコニーなどにおいて、ゆるやかな曲線を描いたやわらかいデザインをアール状という。

RC造(あーるしーぞう)

Reinforced Concreteの略で、鉄筋コンクリート造のこと。
鉄筋の引っ張り強さとコンクリートの圧縮力が補完し合うことで、耐震性、耐久性、防火性に優れた建物を生む工法。
マンションで用いられる場合、ラーメン構造だと中高層、壁式工法だと低中層が中心。

アイランド型キッチン(あいらんどがたきっちん)

流しや調理台などのキッチン設備を、壁面から離してキッチンスペースの中央部にレイアウトしたキッチンのこと。その部分が島(アイランド)状になるため、多勢で一緒にホームパーティや調理を楽しむときなどに便利。

アウトポール(あうとぽーる)

室内の柱の出っ張りを、部屋の外(バルコニーなど)に出すこと。そのため室内の凸凹がなくなりお部屋の角がスッキリとした印象になる。

アウトレット(あうとれっと)

電気配線や電話線の接続部分(パネル)や、電気のコンセントなど。電話のモジュラージャックの差し込み口は電話用アウトレットという。

青田売り(あおたうり)

マンションが完成する前から売り出され、まだ建物ができていない段階で売買契約を交わすこと。
手付金は通常物件価格の10%、残りは建物が完成する時にローン利用額と合わせて残金を支払い、自分名義の不動産として登記される。

頭金(あたまきん)

住宅ローンを利用する場合に用意する自己資金のうち、購入者が代金の一部として負担するお金のことを指す。

アプローチ(あぷろーち)

敷地の入り口からマンション全体のエントランス(玄関)までの動線のことを指す。

アメニティ(あめにてぃ)

快適性、居住性といった住み心地の良さを表す言葉。最近では地域性も含められ、住まいとともに周辺環境など生活の場全般を指すことも。

アルコーブ(あるこーぶ)

アルコープとも言う。各住戸の玄関外と共用廊下の間の空間のこと。戸建て感覚があり、プライバシーが守られやすいというメリットも。

イニシャルコスト(いにしゃるこすと)

一般的に初期費用のことを指し、設計料、建設費、設備の導入など、建物を建てる際にかかる費用をいう。

印紙税(いんしぜい)

謄本の申請、領収書や契約書に収入印紙を貼ることで納める税金。

売主(うりぬし)

物件を売る会社のこと。販売会社は売主に代わって販売のお手伝いをする会社のことで売主とは異なる。

エクステリア(えくすてりあ)

インテリアの対になる言葉。建物の外観や外壁、屋外の庭や門など、建物の外部空間に使われるものの総称。

オール電化システム(おーるでんかしすてむ)

住宅内の熱源、たとえば冷暖房、給湯、調理などに必要な熱をすべて電気でまかなうシステムのこと。火の熱焼によるCO2などの有害物質や水蒸気が発生せず火事の恐れが比較的少ないことが特徴。

オプション(おぷしょん)

販売価格に含まれていない設備や仕様などの総称。エアコン・カーテン・収納家具・食洗機・ドラム式洗濯機など別料金でプラスできる。

カーテンボックス(かーてんぼっくす)

カーテンレールや、カーテンを吊るすフックを隠すための箱状のもの。天井に埋め込んだり、窓枠上部に取り付けられている。

買い替えローン(かいかえろーん)

持ち家を売却しても、ローン返済できない「担保割れ」が生じた際に、不足分を援助する担保抹消ローンのことも指す。

カウンターキッチン(かうんたーきっちん)

キッチンの前面がリビングダイニング側に向いていて、料理をしながらリビングダイニングにいる家族や来客と会話ができる対面式のキッチン。

カウンタートップ(かうんたーとっぷ)

キッチンのシンクの横にある天板のこと。主にステンレス、人造大理石、メラミンポストなどが用いられる。

壁式工法(かべしきこうほう)

床と壁とで構成された工法。柱や梁がないため室内を広く使える反面、将来、リフォームなどで構造壁は取りはずせない。

ガラストップ(がらすとっぷ)

表面を耐熱性の高い強化ガラスで仕上げているもののこと。最近では、ガスコンロやIHクッキングヒーターに多く採用されている。キズや汚れがつきにくく、掃除がラクなのが特徴。

ガラスブロック(がらすぶろっく)

建築用に成形したガラス製の中空ブロックのこと。見た目のアクセントになるとともに、室内が明るく、通常の窓サッシよりも遮音性や断熱性にも優れる。内外一体の壁材としてよく用いられる。

雁行設計(がんこうせっけい)

建物を雁行して建てられたマンションの設計様式。各住戸の独立性が高まり、どの住戸でも一定の陽当たりや通風を得ることができる。

管理会社(かんりがいしゃ)

管理組合からマンションの管理を委託されている業者。管理の全てを委託される場合と、部分的に請け負う方式がある。

管理規約(かんりきやく)

マンションで快適で安全な生活を送るために、管理会社が提案し、管理組合で取り決めたマンションライフのルールのこと。

管理組合(かんりくみあい)

マンションを管理運営する組合のことで、マンションを購入すると必ず加入しなくてはならない。建物全体の維持・管理、共用部分を使用する際などの取り決めといった、マンションの居住性を高めていく上で管理全般についての母体となる。

管理形態(かんりけいたい)

管理員の勤務形態。管理員が住み込む「常勤管理」、管理員が通勤して業務にあたる「日勤管理」、複数の物件を定期的に巡回して管理する「巡回管理」、管理員を置かず管理組合で管理業務にあたり、場合によって清掃員などを雇う「自主管理」に分けられる。

管理準備金(かんりじゅんびきん)

管理組合設立直後に一時的に必要となるマンション共用部の火災損害保険料や管理用備品の購入に使われるお金で、引き渡し前に一括で支払う。

管理費(かんりひ)

エントランスホールやエレベーター、敷地内の施設など共用部分の管理、維持に使われる費用。管理会社が管理組合に代わって建物全体の維持保全の費用として各住居から微収する。戸数が少ないと一般的には各住居の負担が大きくなる。

逆梁工法(ぎゃくばりこうほう)

通常天井部分に設けられる梁をバルコニーの壁や窓下に配置する工法。窓サッシを天井まで広く取ることができる。優れた採光や眺望を得るとともに、室内に圧迫感がなくなる。

Q値(きゅーち)

簡単にいうと、その家から1時間に逃げ出す熱量を表す係数。Q値が小さければ小さいほど、熱が逃げにくいということになる。

共用部分(きょうようぶぶん)

マンションにおいて、居住する人全員で共有する部分のこと。購入した住戸から一歩外に出たスペースや設備を指し、バルコニーや専用庭・テラス、エントランスやエレベーター、駐車場や駐輪場も共用部分にあたる。共用部分の管理や補修は、委託する管理会社が行う。

珪藻土(けいそうど)

呼吸をする自然素材の壁。空気の洗浄と活性化、室内の湿気調節の効果がある。原料は珪藻と呼ばれる植物プランクトンの死骸が化石となってできた土。

契約不適合責任(けいやくふてきごうせきにん)

売買契約を結んだマンションに欠陥(=売買契約を結んだマンションに欠陥(=瑕疵))が認められた場合、売主が買主に対して負う責任のこと。
買主は売主に契約の解除や損害賠償請求などができる。
2000年4月1日以降に企画された新築マンションの場合、建物の基本構造部分については、10年間の保証がすべて義務づけられているが、中古マンションは通常3ヶ月~2年間と短い。

結露(けつろ)

冬に、暖房器具の使用などにより室内温度が上がることで、外気温との差が生じて窓などにできる水滴のこと。腐食やカビの原因になる。ペアガラスなどを使用することで防ぐことができる。

建築確認、確認済証、建築確認済証番号(けんちくかくにん、かくにんずみしょう、けんちくかくにんずみしょうばんごう)

建物を建築する場合は、工事着工前に所轄の建築主事に対し、建築計画が建築基準法等の法令に適合するかどうか審査してもらいます。その建物が建築基準法に適合している場合に確認通知書が交付されます。その通知書につけられた番号のこと。確認済証には、建築主事が交付するものと、指定確認検査機関が交付するものの2種類がある。

建築延べ面積、建築面積、敷地面積(けんちくのべめんせき、けんちくめんせき、しきちめんせき)

延べ面積とは、マンション全体の各階床面積の合計。バルコニーは面積に含まれない。また建築面積とは建築物の外壁または壁芯で囲まれた水平投影面積をいう。m2を単位(小数点以下は切捨て表示する場合もある)として表示する。敷地面積は、建物が建つ敷地の面積のこと。

建ぺい率(けんぺいりつ)

住宅内の熱源、たとえば冷暖房、給湯、調理などに必要な熱をすべて電気でまかなうシステムのこと。火の熱焼によるCO2などの有害物質や水蒸気が発生せず火事の恐れが比較的少ないことが特徴。

構造、規模(こうぞう、きぼ)

建物の構造と何階建てかを表記したもの。構造では、木造はW、鉄骨はS、鉄筋コンクリート造はRC、鉄骨鉄筋コンクリート造はSRC、プレキャストコンクリート造はPCと略す場合もある。

交通(こうつう)

1分あたり徒歩80mで計算、1分未満の端数が生じたときは1分として計算として計算。信号の待ち時間や、坂道にかかる時間は含まない。女性はもう少し時間がかかると考えていい。

コーナーガラス(こーなーがらす)

リビングダイニングなどの角(コーナー)に、桟(さん)無しではめ込まれたL字型のガラスのこと。採光に優れ、視界も外に広がるといったメリットがある。

コーポラティブ方式(こーぽらてぃぶほうしき)

マンションなどの集合住宅の建設において、全員が土地選びから設計、施工会社、そして管理会社までを相談しながら決めていく方式。

戸境壁(こざかいかべ)

マンションの隣の住戸との境にある壁を指す。隣との騒音トラブルを防止するためにも、厚さ180mm以上が理想。

サーキュレーター(さーきゅれーたー)

直線的に強い風を起こし、空気を循環させるための家電製品。扇風機に似たサイズのタイプや、天井につけるタイプのものもある。

サービスバルコニー(さーびすばるこにー)

通常のバルコニーと比べて比較的狭く、キッチン横や洋室の横などにあるのが一般的。エアコンの室外機置き場として利用されることが多い。

サービスルーム(さーびするーむ)

建築基準法の採光基準を満たしていない居室のことで、納戸やフリールームとも呼ぶ。室内の仕上げは通常の洋室と同じ。

サーモスタット(さーもすたっと)

販売される戸数の中で最も多い価格帯のことを指し、100万円未満は切り捨てる。第1期~第3期などにわけられる場合、それぞれの期の中で最多価格帯が決められる。不動産取引に関する広告においての項目。

最多価格帯(さいたかかくたい)

直線的に強い風を起こし、空気を循環させるための家電製品。扇風機に似たサイズのタイプや、天井につけるタイプのものもある。

さがり天井(さがりてんじょう)

梁により、天井から下に出っ張った部分(低くなっている部分)を指す。図面上では点線で表示されることが多い。

サニタリー(さにたりー)

「衛生的な」という意味で、主に浴室、トイレ、洗面室などの総称。

サムターン(さむたーん)

玄関の扉を閉めた状態で、指でつまんでまわすと施錠される防犯に優れた金具。外側からは鍵を用いないと開け閉めできないが、室内側からはサムターンをまわせば戸締まりができる。

CF、クッションフロア(しーえふ、くっしょんふろあ)

塩化ビニール製の床材を用いた床のこと。弾力性があり、衝撃吸収性や遮音性に優れる。また、水気に強いため洗面所、トイレなどの水廻りによく用いられる。

市街化区域(しがいかくいき)

すでに市街地を形成している区域、またはおおむね10年以内に優先的かつ計画的に市街化を図るべき区域のこと。

市街化調整区域(しがいかちょうせいくいき)

市街化を抑制している区域。原則として住宅を建てることはできないのに、造成し、土地だけ別荘や戸建用地として売りに出されることがあるので、注意が必要。

システムキッチン(しすてむきっちん)

スペースや使い勝手を考え、シンクやガス台、キャビネットなどを組み合わせて一体化したキッチンのこと。最近はコンテナ(引き出し)式の収納が人気。

シックハウス症候群(しっくはうすしょうこうぐん)

ホルムアルデヒドや有機溶剤、残留農薬など、有害化学物質を含む住宅資材などが原因で引きおこる化学物質過敏症のこと。

遮音等級(しゃおんとうきゅう)

床の衝撃音の遮音性能を記号「L」を用いて表す。マンションの場合はL45程度が一般的で、等級の数が小さい程、遮音性能が優れている。遮音性能は床のスラブ厚と工法や仕上げ材によって決まる。また、壁の遮音等級は記号「D」を用いて表す。D25~D55までで、こちらは遮音等級の数が大きいほど遮音性に優れている。

シューズクローク(しゅーずくろーく)

玄関脇の靴入れのこと。傘入れや、ゴルフバックなどが入るタイプもある。

修繕積立金(しゅうぜんつみたてきん)

マンションに定期的な修繕を施すために、毎月積み立てていく費用のこと。また、大規模な修繕をする際、臨時で一時金を徴収する場合もある。新築の場合は、長期修繕計画が義務づけられていて、途中で多額の一時金が必要ないように売りに出される時から計画されている。

重要事項説明(じゅうようじこうせつめい)

宅地建物取引業者は、不動産取引において買主に対し物件に関する重要事項について書面(=重要事項説明書)を交付し、宅地建物取引主任者が契約前に説明することを義務付けられている。

竣工予定、入居予定(しゅんこうよてい、にゅうきょよてい)

建設竣工予定日というのは、建設会社が事業主(売り主)へ完成引き渡しをする予定日のこと。入居予定日は、購入者が鍵を引き渡される予定日のこと。

所在地(しょざいち)

地番表記と住居表示の2種類の表示の仕方がある。地番は土地の場所、権利の範囲を表すための登記上の番号で住居表示は建物の場所を表す番号で、住所になる。

諸費用(しょひよう)

物件を買う際にかかる税金や仲介手数料(中古のみ)、さらにローンを借りる際の保証料、手数料、保険料、そして登記する場合に必要な税金や司法書士に払う報酬などの登記費用、物件の購入価格以外にも支払うべき費用のこと。新築なら価格の約5%、中古ならリフォーム代は別にして約10%が目安とされる。

スキップフロア(すきっぷふろあ)

エレベーターを1階・2階おきに停止させる方式。または中2階のように住戸内の床に段差をつけることをいい、空間に変化を持たせることができる。

スパン(すぱん)

各住戸の間口のことを指し、スパンが広ければ開口部を取れるため、採光や通風に恵まれる。

スライディングウォール(すらいでぃんぐうぉーる)

部屋を壁とドアのかわりに仕切るために設けられる開閉可能な引き戸式の間仕切りのこと。可動間切りとも呼ばれる。ひとつの部屋を必要に応じて2つに仕切ることができる。素材は建具木(モク)、壁紙、ガラス、アクリル、などがある。

スラブ(すらぶ)

鉄筋コンクリートの床。厚さは150mm~180mm程度が多いが、理想は200mm以上。薄い場合、階下への音が気になる。床の工法にもよるが、厚さがあれば、その分、重量衝撃音に対する遮音性能も向上する。

スロップシンク(すろっぷしんく)

テラスやルーフバルコニーなどに備え付けられる、掃除や洗濯、ガーデニングなどで使われる水栓と大きなシンクのこと。

施工(会社)(せこう(かいしゃ))

事業主(建築主)から依頼を受け、もしくは競争入札などで施工契約を結んだ建設会社(ゼネコン)。

設計、監理(せっけい、かんり)

建物を事業主から依頼を受けて計画し、建設するにあたって必要な申請及び工事監理など図面のとおりに現場が進行しているかをチェックする会社や設計事務所。

セレクトメニュー(せれくとめにゅー)

パンフレットなどにセレクトメニューとあれば、無償でセレクトができることを表す。壁や床、建具の色を選べたり、キッチンカウンターの高さが選べるなど、さまざまなものがある。

専有部分(せんゆうぶぶん)

購入した住戸の玄関から入った内部を指す。専有部分においては内装や設備の変更、さらにリフォームを自由にすることが可能。ただし、バルコニー、ルーフバルコニー、専用庭は専有部分ではなく、所有者が専用に使用できる権利を認められた共用部分にあたる。

専有面積(せんゆうめんせき)

居住部分の面積で、壁の中心から中心までの寸法(=壁心)で計算するため、実際の登記簿面積よりも大きい。実際に登記する面積は、壁の内側で計算する。これを内法(うちのり)計算という。登記上は内法で計算するが、売買や賃貸、住宅ローンの借入対象面積は専有面積である。

専用庭(せんようにわ)

主に一階の住戸に住む人が専用に使えるよう整備された庭。しかし、あくまで区分所有者が専用に使うことを認められらた共用部分であり、専有部分ではない。

総戸数(そうこすう)

総戸数とは、ひとつの集合住宅の中にある住戸の数。一般的に総戸数100以上のマンションを、大規模マンションという。

造作家具(ぞうさくかぐ)

クロゼットやシューズクローク、食器棚、リネン庫、パントリーなどの収納家具の総称。新たに家具を持ち込んでスペースを取られることなく、部屋が広々と使え、隙間なく、天井と壁に取りつけているので、転倒の心配もないのが特徴。

大理石(だいりせき)

石灰岩が変成作用を受け、結晶化した岩石。光沢があり、色彩が美しいことから、室内の建築用石に使用される。火熱や水には比較的弱い。

ダウンライト(だうんらいと)

白熱電球やLEDなどを使用し、下向きに照らす天井埋め込み型の小型照明器具。トイレ、キッチン、洗面所、ウォークインクロゼット、廊下などにあらかじめついている場合もある。

宅配ボックス(たくはいぼっくす)

居住者が留守の際、その代わりに宅配業者が宅配物を預けることができる郵便受けの横にある設備。24時間いつでも専用カードやキーで取り出せる。

W.I.C. ウォークインクローゼット(だぶりゅーあいしー うぉーくいんくろーぜっと)

ウォークイン、つまり歩いて入れるクローゼット、収納庫のこと。洋服だけでなく、スーツケースや布団も収納できる。

地域、地区、用途地域(ちいき、ちく、ようとちいき)

都市計画法第8条で規定された、土地をどのような用途に利用するべきか、どの程度利用するべきかなどを定めたもの。用途地域では、周囲の住環境がわかる。たとえば商業地域は駅前のにぎやかな雰囲気、準工業地域には小さい工場があることも。住環境の良さを望む人は住居専用地域と表記してあるエリアを選ぶと良い。

地目(ちもく)

登記簿に記載された土地の分類のこと。宅地のほか、山林、雑種地、原野、田、畑、池、沼、などに分けられる。現状の登記地目と異なるときは現状地目を併記する。

駐車場、自転車置き場、バイク置き場(ちゅうしゃじょう、じてんしゃおきば、ばいくおきば)

建物が所有する駐車場や自転車置き場、バイク置き場の台数。月額料金が必要な場合は決まっていれば記入されている。

長期修繕計画(ちょうきしゅうぜんけいかく)

分譲マンションの性能を維持し老朽化を防止するために、管理会社が管理組合に提案する分譲マンションの長期的な修繕計画のこと。一般的に20年から40年程度の期間を対象として、たとえば外壁や屋上、給水管といった各種の大規模修繕を、どの時期にどの程度の費用で実施するかを計画する。

坪(つぼ)

土地面積や部屋の広さを測るときの単位。1坪はおよそ3.3㎡。

吊り戸棚(つりとだな)

キッチンカウンターの上や、トイレの上などにある天井から吊られた収納棚。

TES(てぃーいーえす)

東京ガスが開発したガス温水式システムのこと。熱源機を中心に冷暖房(エアコン・床暖房)、浴室暖房乾燥機、給湯、風呂、ミストサウナなど、暮らしに合わせて自由にプランニングできる、温水を利用したトータルシステム。

ディスポーザー(でぃすぽーざー)

調理時にでる生ゴミや残飯を砕いて、排水と一緒に流すことができるキッチンの流しにある設備。

ディベロッパー(でぃべろっぱー)

都市開発や再開発、住宅地の造成・開発、建売住宅やマンション、別荘などの分譲を行う開発者(会社)のこと。環境から交通、住宅まで計画的に街づくりなども行う大手不動産会社を指す。

ディンプルキー(でぃんぷるきー)

ピッキングされにくいうえに、コピーもほとんど不可能で防犯性に優れている玄関用の錠前。さらにダブルロック上下2ヶ所のカギにすることでより防犯性が高まる。差し込み方向が限定されず使いやすいのも特徴。

テラス(てらす)

建物の1階から庭に突き出るようにつくってある部分のこと。

動線(どうせん)

人の動きの軌跡や量、さらには方向やつながりなどを示す線のこと。快適な生活を送るためにも、毎日の生活がスムーズに動ける配置になっているか間取り図で確認したい。

トップライト(とっぷらいと)

採光のために屋根に設けられる天窓のこと。壁面の窓に比べて3倍の採光効果があるとされている。

ニッチ(にっち)

玄関や廊下、リビングダイニングなどにある壁をくぼませて、置物や絵画などを飾れる棚のこと。

パース(ぱーす)

ある点から放射状に線を引いて投影した透視図のこと。物を立体的に表現し、平面図に比べてイメージを把握しやすいため、建築物の完成予想図としてよくパンフレットなどで用いられる。

パティオ(ぱてぃお)

中庭のこと。周りを建物で囲うため、屋外でありながらプライベート性が高く、採光・通風も取れるのが特徴。

梁(はり)

室内の主に角にある天井から出っぱった部分を「梁」という。なお、この梁でできた構造を「ラーメン構造」という。この部分が部屋の中央にあったり、面積が広かったり、また梁下が2.1m以上ないと圧迫感がある。

バルコニー(ばるこにー)

室外に張り出したスペースのこと。物干しがあり、屋根のあるものをいう。ルーフバルコニーは、下の階の屋根部分を上階の広いバルコニーとして使うもののことをいう。

パントリー(ぱんとりー)

パスタや缶詰、ペットボトルなどの食品や食器などの収納庫。

販売価格(はんばいかかく)

総額表示(単位:万円)。価格は物件価格で、中古の場合、不動産仲介手数料は含まれない。消費税は含まれる。

販売戸数、間取り(はんばいこすう、まどり)

販売戸数は、販売している住戸の数で総戸数とは異なる場合がある。間取りは販売している住居の間取りを表示。

PS(ぴーえす)

パイプスペースの略。トイレ、キッチン、浴室、洗面所などの上下水道管などを収納した配管スペースのことを指し、室内に設置されている場合が多い。なるべく寝室やリビングにない方がのぞましい。

ピクチャーレール(ぴくちゃーれーる)

壁に穴をあけないで絵やポスターなどが掛けられるヒモ付レール。

ビルトイン(びるといん)

「造り付けの」「組み込まれている」という意味で、収納家具や設備機器が壁などと一本化するように設置されていること。あらかじめ造り付けるスペースを計算のうえ、建物の構造や内装を決めていくため、機能的で見た目もスッキリする。

ピロティ(ぴろてぃ)

マンションの1階部分に住戸を設けず、エントランスホールや郵便受け、駐車場や駐輪場などに利用する場合、その1階部分の壁がない柱だけで支えた空間をピロティと呼ぶ。

ファブリック(ふぁぶりっく)

織物や編み物などの布地ことで、カーテンやテーブルクロス、クッション、ベッドカバーなどを指す。

FIX窓(ふぃっくすまど)

ガラスがはめられたまま開閉できないように固定された状態の窓のこと。はめ殺し窓ともいう。

プッシュプルドア(ぷっしゅぷるどあ)

ドアノブを回さなくてもワンタッチで開閉できる玄関のドアノブのこと。荷物で両手がふさがっている時でも簡単に開閉できる。

フラットフロア(ふらっとふろあ)

段差によるつまずきや転倒を防ぐために、居室や廊下、水廻りなど室内に段差を設けない設計様式。

フルオートバス(ふるおーとばす)

ほとんどの新築分譲マンションに標準装備されている給湯システム。ボタンひとつでお湯張りができ、すぐに入浴できる状態になる。また、お湯の温度が下がってきたら自動で沸かし、設定温度を保ってくれる、自動保温機能がついている。

分譲後の敷地の権利形態(ぶんじょうごのしきちのけんりけいたい)

購入者が取得する敷地の権利の種類。マンションの敷地全体を購入者がどのように所有するかを記載。通常は敷地の持ち分(比率)に対して「所有権」「借地権」の共有といった権利形態が表示される。

ペアガラス(ぺあがらす)

窓サッシのガラスが2枚になっているものをいう。断熱性を向上させるため、板ガラスの間に乾燥した空気を密閉し、ガラス表面の結露防止効果もある。なお、「複層ガラス」とも呼ばれる。

平米数(㎡)(へいべいすう)

不動産広告ルールでは1畳=1.62㎡と定められている。(※専有面積の平米数にはバルコニーは含まれない。)つまり、㎡を畳に換算したい場合は全体を1.62で割る。

ポーチ(ぽーち)

建物の入り口部分で、建物の屋根とは別の庇をもち、建物の外壁から突き出している部分のこと。ただし、マンションの場合は、共用廊下から玄関ドアの間の少し奥まったスペースを「ポーチ」という。

間仕切り壁(まじきりかべ)

室内を仕切る壁。戸境壁は隣との壁のため鉄筋コンクリートだが、こちらは木造で作られることが多いため、リフォームなどの場合は撤去可能。

ミストサウナ(みすとさうな)

浴室暖房乾燥機にミストサウナ機能がついているものが一般的。浴室内を霧と蒸気で満たしてくれるミストサウナは低温で高湿度なので息苦しさがなく、髪や肌へのダメージが少ないのが特徴。発汗や保温、保湿効果に優れ、気分もリフレッシュさせてくれる。

ミュージックリモコン(みゅーじっくりもこん)

浴室内と、キッチンなど室内の2ヵ所にリモコン装置があり、インターホン機能で会話ができる設備。そのインターホン機能を使い、室内のリモコンに音楽プレイヤーをつなぐと、浴室で好きな音楽を聴くことができる。

無垢材(むくざい)

表面を加工したり、集成していない自然の木材のこと。肌触りがよく柔らかい感触の材料だが、収縮や膨張によって変形してしまう欠点も。

メゾネットタイプ(めぞねっとたいぷ)

一つの居住空間が、上下二つのフロアで構成されているタイプ。マンションでは室内に階段があるため、空間に広がりが生まれるが、階段下にデッドスペースが出るのも特徴。

モデルルーム(もでるるーむ)

マンションの販売促進を目的とし、現地の近くなどに設置される。実際の間取りや室内の設備・仕様を見ることができる。

ユーティリティ(ゆーてぃりてぃ)

多目的に使える家事スペースのこと。アイロンがけやミシン、洗濯といった作業が一箇所で行えれば家事の合理化が図れる。キッチンと浴室の間にあると機能的。

床暖房(ゆかだんぼう)

LDK部分などに点線で四角に囲まれ、色が塗られている部分があれば、それは床暖房がついていることを意味している。

ユニバーサルデザイン(ゆにばーさるでざいん)

年齢や性別を問わず、そして障害を持つ人など全ての人が快適に生活しやすいよう考えられたデザインのこと。

容積率(ようせきりつ)

土地面積に対する建物延べ面積の割合。たとえば100㎡の土地で、容積率が200%なら建築可能な建築延べ床面積は200㎡が上限。前面道路が12m未満の場合は、前面道路の幅に0.6〈住居系は0.4〉をかけた数値と指定された容積率とのいずれか低いほうとなる。たとえば前面道路が幅4mで第1種低層住居専用地域内なら4×0.4=1.6つまり160%となります。また上記以外に各種の制限や緩和装置が設けられ、建ぺい率や容積率をクリアしていても道路斜線制限、北側斜線制限、隣地斜線制限によって建築可能面積が変わる場合がある。

浴室換気乾燥機(よくしつかんきかんそうき)

換気や乾燥、また暖房などの機能を持ち、洗濯物が干せる浴室のこと。バスルーム自体が乾燥機となるので、雨の日でも洗濯物を干して乾かすことができる。

ラーメン構造(らーめんこうぞう)

ラーメンとはドイツ語で「枠」という意味。柱と梁を組んで建物を支える工法。筋かいがないから大きく間口がとれ、広い空間が生まれる。

ライトコート(らいとこーと)

採光・通風を確保するため、窓を設置するために、建物の一部に吹き抜けを設けたスペースのこと。浴室や洗面所など自然光が取り込みにくい場所などにも、窓が取り付けやすくなる。ライトウェルとも呼ぶ。

ランニングコスト(らんにんぐこすと)

維持費。冷暖房機器などの設備を日常で使用していく際にかかる費用のこと。

リネン庫(りねんこ)

洗面所や脱衣所にある、タオルなどを入れておくための収納スペース。下着やパジャマなどを入れておくのにも便利。

ルーバー(るーばー)

日照調整や防犯のために窓やバルコニーなどに設けられる、固定または可動式の羽根状の板。

ルーフバルコニー(るーふばるこにー)

上階住戸が下階住戸の屋上部分をバルコニーとして利用したもの。通常のバルコニーよりスペースが広く取れ、ガーデニングやホームパーティーにと多目的に使えるのが特徴。

レンジフード(れんじふーど)

コンロの上に備え付けられ、調理時に出る煙や湯気、においや熱気を換気扇によって吸い取って外に排気する設備。

1LDK+S(わんえるでぃーけーぷらすえす)

Sはサービスルームのこと。採光が足りず、建築基準法上の部屋としての条件に満たない洋間のことをいう。寝室や書斎などに使われることが多い。

1LDK+F(わんえるでぃーけーぷらすえふ)

Fはフリールームのこと。1LDK+Sと同じ意味。

1LDK+DEN(わんえるでぃーけーぷらすでん)

DENはベッドルームとするには狭く、収納よりは広いスペースのこと。一般的には書斎のことをいい、趣味を楽しむための部屋としても利用される。

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