マンションを購入できる女性の平均年収はどのくらい?

最終更新日:2022年08月04日

目次

    マンションを購入する女性の平均年収はいくら?

    近年ではマンションを購入する女性が増加する傾向にありますが、その女性たちにはどのような特徴があるのでしょうか。 マンションを購入する世代としては主に30代から50代が多い傾向にありますが、30代から50代の女性の平均年収は30代で約380万円、40代で約400万円、50代で約450万円となっています。 なお地域によって女性の平均年収には差があります。具体的に見てみると、東京都の女性の平均年収は地方の都道府県の女性の平均年収よりも60万円程度高いことがわかっています。 また、業種や職種によっても平均年収に100~200万円程度の差が出ることが明らかになっています。以上のことを踏まえると、マンションを購入する女性の平均年収は300~600万円程度であるということができます。年収300万円程度からマンションを購入でき、年収が上がるにつれて購入できる物件の選択肢も増えていくことになります。

    【年収別】女性が購入できるマンションの特徴

    女性が購入できるマンションの特徴としてはどのような物件があるのでしょうか。 年収ごとに分けて購入できるマンションにはどのようなものがあるのか、例をあげて見ていきましょう。年収300万円、400万円、500万円の例を紹介します。

    年収300万円の場合

      物件例① 物件例②
    市区町村 板橋区 大田区
    マンション価格 1,499円 1,580円
    マンション特徴(設備など) 新規内装リノベーション済み、南向き、2LDK 内装リフォーム済み、南向き、1DK
    ローン支払年数 約20.7年 約24.5年
    毎月の支払金額 60,340円 53,837円

    年収300万円の女性が購入できるマンションの例としては、上のような物件があります。いずれの物件も内装はきれいにリフォームされているため、部屋の広さや立地をあまり気にしない方であれば、これらの物件でも十分に生活を送ることができます。 住宅ローンの支払い期間は35年が最大ですが(最近属性によっては40年などの長い融資機関もでてきました)の20年から25年程度に設定する人も多く、マンション価格も1,500万円前後なので、将来的な負担は高額物件と比較するとそこまで大きくありません。 毎月の支払いも5万円から6万円ほどと、賃貸の場合と同様またはそれ以下に抑えることができます。年収300万円程度で自分のマンションを購入したいと考える方は、このような物件が候補となることを頭に入れておきましょう。

    年収400万円の場合

      物件例① 物件例②
    市区町村 文京区 板橋区
    マンション価格 1,680円 1,780円
    マンション特徴(設備など) 新規リノベーション済み、駅まで徒歩3分の好立地、買い物施設が充実 新規内装リフォーム済み、駅から徒歩7分、南向き
    ローン支払年数 約22.7年 約23.9年
    毎月の支払金額 61,738円 62,039円

    年収400万円の女性が購入できるマンションの例としては上のような物件があります。 傾向としては駅から近い物件が多く、スーパーなどの買い物施設も近いこともあって立地の良い物件になっていることが分かります。 内装のリフォームやリノベーションもされているので暮らしやすいです。住宅ローンの毎月の支払い金額は6万円以上となっており、長い期間の融資では35年が可能です。その分支払い額は低くなりますが支払利息が増えます。支払利息が気になる人はローン年数を22年から23年ほどに設定するケースが多いです。 当然年収300万円で購入できる物件よりも金銭的な負担が大きくはなりますが、そのぶん選択肢となる物件数も増える傾向にあります。

    年収500万円の場合

      物件例① 物件例②
    市区町村 品川区 江東区
    マンション価格 1,880円 1,880円
    マンション特徴(設備など) 新規内装リフォーム済み、最寄り駅まで徒歩2分、買い物施設が充実 新規美内装リフォーム済み、最寄り駅まで徒歩3分、商業施設が充実
    ローン支払年数 約22.1年 約24.1年
    毎月の支払金額 70,850円 65,100円

    年収500万円の女性が購入できるマンションの一例としては、上のような物件があります。 最寄駅から徒歩数分と駅までのアクセスが良く、さらに周辺の商業施設も充実しているため非常に立地が良い傾向にあるといえます。 住宅ローンの支払い年数は20年から24年ほどにすると、極端に長いわけではありませんが、毎月の支払い金額は6万5千円から7万円前後と負担がやや大きくなっています。 このくらいの価格帯の物件ともなると、新しい内装や日当たりの良さを売りにしている物件も多く、女性に人気の物件も増えてくる印象です。

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    著者

    WOMAN ESTATE 編集長

    杉山 智子

    不動産業界歴30年近いキャリアの杉山智子が考えたシングル女性目線から見た、中古、新築の様々な不動産のメリットとデメリットを紹介しています。

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